太田研究室での研究・実践は
①Architecture:建築の拡張(設計×思考実験)
②Urbanism:都市を育む(研究×まちづくり実践)
③Design Science:デザインのアップデート(研究×開発)
という3つ領域を包括します。
人間―環境系のダイナミズムを育む実践的な建築・都市計画の研究と、設計・デザインを科学する提案型研究をテーマに、
理論と実践、研究と設計を横断した活動に取り組みます。
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At Hiroto Ota Laboratory, our research areas span Architectural Planning/Design, Urban Planning/Design, and Design studies, and we engage in activities that cross the boundaries between theory and practice, research and design.
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主な研究テーマ/Research Topics
育てる建築・都市デザイン/ ” Cultivate” Architecture and Urban design
自分で場所を選び、そこに潜む力、価値を捉え、顕在化させる建築と都市・地域空間の提案を目指します。設計行為の本質は「問」と「解」をセットで提案することであり、卒業設計では、その場所の力から設計すると同時に、設計表現を通してその都市・地域・環境を評価すること、を大事にしています。
人間―環境系の計画学的研究/Understanding the dynamic human-environment system and Community based approach
国内外のフィールドを対象とし、人々によって主体的に育まれ、捉えられる多様な都市生態系にアプローチし、調査・記述・表現を通してその仕組みや実態を明らかにします。
デザイン研究・手法開発/Design methodologies and Development of methods
「デザイン行為」そのものが研究対象であり、“建築”に限定しません。コトバ(言語)とカタチ(描画)が混在するデザイン・コミュニケーションの質を高めること、ブラックボックスを可視化することなどを目的に、手法開発や理論構築に試みます。
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Activities
①大学院ゼミ:
大学院(修士課程)では、一人一人個別のテーマで修士研究を進める。また研究室プロジェクトやその他活動についてのミーティングも行う。
②4年生ゼミ:
卒業研究ゼミは1年を通して、毎週月曜日に実習棟研究室orスタジオで実施。卒業研究は論文・設計・制作から選択する(複数選択も可)。一人一人個別のテーマを持ち、毎週進捗の報告・共有、グループディスカッションを行う。また研究室プロジェクトやその他活動についてのミーティングも行う。
③3年生プレゼミ:
プレゼミは後期火曜日に実施。卒業研究の事前学習のような位置づけとしてグループワークを行う。
④4〜1年生プロジェクト授業:
毎週火曜日はプロジェクト「あわいDEカタチ」は実習棟or製図室で実施。前期は2・3年生で個人ワーク、グループワークに取り組み、学外出展や展覧会等のアウトプットを目指す。後期は1年生も加わりデザインワークを行う。
デザイン集団「デザインま」として活動中→ 活動記録
「あわい(あはひ)」とは「向かい合った二つのもののあいだの空間、間隔や相互の関係」を表す大和言葉である。太田研究室では、建築とはあわいのカタチであると考え、建築概念の拡張を目指し、制作活動、建築的ビジュアライゼーション、実地域への介入実践を目指す。/Based on the concept of “Awai” (an original Japanese word meaning “between” or “relationship”), we will redefine our surrounding environment and engage in architectural practices for the community.
⑤プロジェクトその他:
上記授業の「あわいDEカタチ」とは別に、研究室では様々な実施プロジェクトが進行中。メンバーの興味や忙しさ等に応じて任意参加で行う。
⑥学外活動:
不定期で国内建築見学や各研究フィールドワーク等を実施。また夏季にゼミ旅行や学会参加を予定。
⑦コンペ部:
2021年度より「コンペ部」発足。任意参加で、学外コンペティションにも積極的に参加する。